portal18’s blog for Haiku

更新休止中。どうしてもすぐ書きたいことのみ投稿します。デザインは調整中なので見づらくてもご了承ください。

メインブログに投稿

portal18.hatenablog.com

先日こんな状態のまま東京都 (の東急沿線じゃない場所) に引っ越すことになったけれど、ずっと東急沿線しか利用してこなかったこともあり、渋谷駅ゆきと二子玉川駅ゆき以外で終点までのってしまった場合にどこにとばされるのかわからないという...。(○○駅ゆきなら鉄道会社のサイトで所在地をしらべればいいだけなのだが)
成城学園前駅って!? 柿生駅はどこ!? 武蔵境駅!? とか...。
しかも通勤ラッシュというよりかは通学ラッシュというね...。砧中学校下で2人 *1 、世田谷総合高校で乗客のおよそ半分が降車した。
まあそのうち部活動などで時差通学となりラッシュも緩和されるだろうけど。でも30分に1本のバスだから、定時通学だとこの時間ぴったりのバスを使用するしかないんだよね...。

...しかし多忙のためサブブログ (このブログ) を休止しているせいで、メインブログのほうが更新しているという状態になってしまった...。

...というのはさておき、今回投稿したのは、3月30日から4月9日までおこなわれた、「シブヤデマタアイマショウ」という公演の原曲使用曲のリスト。

Bunkamura休館前さいごの公演であり、この公演がおわると5年間ずっと閉めることになることもあり、ネタに全振りした公演だった。

まず開演前のアナウンスから全力でとばしていたのはびっくりした。

> まずみなさん、お金はもちろんはらいましたよね?
> お金なんて二の次だ、なんていう演劇人もいますが、
偽善者です!!

会期前半は時間になりしだいふつうにいきなりスタートしたのだが、会期後半は村杉蝉之介さんが骨折してしまい、開演直前に急きょ舞台あいさつがおこなわれることになった (会場暗転とオープニング映像スタートはあいさつ後になった) 。おだいじに...。
そのほか、演出面でも、やむを得ず軽微な変更 (「ここにいないあなたが好き」という曲でダンスする場面では銃をもつ場面を歩行に使用している松葉杖で代用するなど) がおこなわれた。

このブログではメインブログにはかかなかった感想とかもかいていこうとおもうけど、ネタバレも満載なのでみられなかった人はご注意を (もう二度とおこなわれることはないだろうが) 。


オープニングではBunkamuraの各場所で松尾スズキさんがダンス、そのまま (映像からのながれで) 客席から松尾さんが入場し、演者たちがいっせいに「立つ場所はそこじゃない!」とか、4月14日にオープンする東急歌舞伎町タワー *2 のこけらおとし公演には松尾さんはかかわっていないなど、スタートからネタ全開。

ティックトックタック (いうまでもなくTikTokのパロディ) では、秋山菜津子さんが動画を投稿した (使用BGMはメインブログに書いている) というが、

うるしの木のそばで踊ってみた

かぶれてみた

なんでだよ!!!
とはいえ、本家本元のTikTokはこれ以上にやばい動画が大量にでまわっていたりするので、なんともいえないが...。

シティーホテルのシャンプーとリンスの文字が小さい (たしかにw) とかベッドのシーツをひきだしにくいとか、シャワーの温度調節が適温にできないとか、アパホテルの水には社長の顔が (!) とか、あるあるネタも多数。

そんななか、シアターコクーン 秋山菜津子物語 オーディションがいきなりはじまる。

主演 秋山菜津子役 一般の方大募集!
3歳児から98歳まで!

年齢ひろすぎ(笑)
オーディションではいろんなおかしの名前がでてきたり、

> す なにくいーねー♪ (3回)
> し?
> そう! す し くいーねー♪

とかクイズ風になったり、いろんな芸人のモノマネだったり (芸人のモノマネはアドリブのようで日によってちがう芸人になってた) 。
さいごはニセ秋山 (とニセ松尾) が登場、

ちょっとまってプロデューサー、あれってどうみても秋山菜津子じゃない?

って。

ここで場面転換、ここから終演まではほぼ多部未華子さん (とサポートしているウサギ) がメインになる。

多部未華子さん、アラームが鳴らずに寝坊、ウサギが切っといたとのこと。

> 音がでる機器は電源からお切りくださいって開演前に...
> 開演前ってなに!?

というメタ発言も。
過去に何回も遅刻していたというのをアニーのTomorrowの替え歌でうたっていたけれど、そのなかでは賞味期限切れの食品をたべてトイレにも遅刻という、ちょっとかわったのも。

会社の面接にまにあわず、しかたがないので (?) ウサギとともに秋山菜津子オーディションへ。
ウサギいわく、渋谷は工事している人ですら完成形がわからない (これは実際ありそうだが) 、ヒカリエから井の頭線への移動にまよった結果ホームレスとか...。

逆方向 (井の頭線からヒカリエ) ならYouTubeに実際にあるいてみた動画がありましたが、実際10分くらいの距離があるんですよね...。実際渋谷駅は広大すぎるので、ゲーム以外では自分がいまどこにいるかを見失わないように気をつける必要があります。
東京から金沢に旅行にきた人が15分くらいの距離をふつうにあるいていて金沢市役所の人がびっくりしていたというツイートも北陸新幹線開業時に話題になりましたが、東京の人はみんな渋谷駅の広大さできたえられているのだ...。金沢にある香林坊東急スクエア、東急スクエアのなかでは唯一 *3 駅からはなれた場所にあるけれど、自動車でいく前提なんだろうなあ...。
Apple マップやGoogle マップは商業施設が密集しているエリアは色分けされるようになっているけれど、渋谷はほんとうに隣の駅までずっと色がぬられているというエリアもあるからね...。渋谷からこの公演がおこなわれたBunkamuraもわりとあるきました。京王からいくならとなりの神泉駅 (渋谷駅から500メートルほどの距離にある駅) からのほうがちかいという...。渋谷マークシティも反対側の端までいけばほぼ神泉駅だし。
東京や大阪以外に住んでいる人が東京観光にいくのであれば、いきなり渋谷はあるきつかれるだけだとおもうので、まずは手ごろな二子玉川とかで足ならしをしておきたいところ。それかリングフィット アドベンチャーで2キロメートルくらいジョギング。
大阪も難波エリアはかなりひろいのだが渋谷とちがってエリア内に地下鉄があるだけましなのかもしれない。東京や大阪は常時キャパオーバー状態だからお店をふやす方法がこれしかないのだ...。広告枠は高いところだと2週間で1000万円 (!) とかだったりするのにそれでも枠が売れるのだから渋谷はすごい...。

...さて、その後渋谷をあるいているうちに乞食さんと遭遇して、

> あなたもヒカリエから井の頭線にたどりつくのをあきらめたんですね?
> 三谷幸喜に役をとられちまってよ、
気をつけろ、三谷幸喜はこの世のすべての役者の代役ができるらしいからな!!
> おきのどくに...。

おきのどくにってなんだよ!

そして乞食さんたちがたくさん登場、エイリアンズをひととおりうたったあとはいきなり音楽 (メインブログに記載) がながれだしてサラリーマンたちのダンスに。

さらに遅刻しそうになったところでたまたまミス・サイゴンのオーディションにいこうとしていた人 (猫背椿さん) と遭遇。その人についていったところ...。

ここはミス・サイゴンのオーディションじゃないの?

猫背さんがこの質問をしたところ、ミス・サイゴンの音楽とともに、

黙れミス・サイゴン♪
上野じゃミス西後どん♪

西後どんってなんだよ(笑)

そして舞台は新宿へ。(実際に渋谷から新宿へあるいて移動した場合は40 - 50分くらいかかる)

トー横界隈のネタもあったが説明が面倒なシーンなのでこの記事ではとばすことにして、いざ歌舞伎町タワーへ。
直前にウサギが「歌舞伎町の女王にてつだってもらって」と通行アプリをてわたす。
舞台暗転中は椎名林檎さんの「歌舞伎町の女王」という曲 (くわしくはメインブログで) がながれ、明転後

> あなた椎名林檎さんですよね?
> だれがじゃい!

口調が歌舞伎調という人たちや、「勧進帳」ならぬ「肝心帳」など、歌舞伎をネタにした内容がたくさん。

なおこの「肝心帳」を切るときには、利き手と逆の手をおさえて

ラップじゃねーか!!!
それはさておき、無事に歌舞伎町タワーの関所 (セキュリティ) を通過。

Bunkamuraのプロデューサー役たちの会話で松尾さんは気が弱いから毎日新宿に通うのはきびしいのではないか、と。
ゴジラがこわくてTOHOシネマズの前をとおれなかったとか、新宿駅前のネコからしてびっくりしていたとか...。

1幕おわりにやっとゲストが登場。

でも1幕おわりの時間です♪

なんということだ...。
ゲストが台本をよみ「休憩は20分です」としゃべったあと、

なんなら20分あれば 走ってパルコにいけますよ♪

そこにならぶのいやだったら パルコに走れ♪

むりだよ!!!
※Apple マップによると、あるくと片道7分だが、トイレにいってもどる時間を考慮するとなかなかきびしいところ。
幕がおりて明転後すぐに

やっぱり20分ではパルコからはもどってこれません。近場でトイレ、がんばってください。

明転後に会場をわらいのうずにまきこませるのはさすがである。しかし外でいくとしてもドン・キホーテのほうがまだ現実的だよ...。

わたしは後日 (Bunkamura休館後) パルコの化粧室にあるいていきました(笑) もちろん8階 (PARCO劇場があるフロア) の。

ゲストが読んだ台本には「じつは地下1階にもトイレがあるんです、意外と盲点なんですよね。」っていうセリフもあったが、Bunkamuraのなかとはいえどもシアターコクーン (会場) の外だったこともあり、男性用はだれもならんでおらずほんとうに穴場だった。女性用も規模のわりにそこまでならんでいるひとはおおくなかったような。会場でながれているBGMをきくことはできないけれど...。
2階は会場内だし個数が非常にすくない (女性用が4つ・男性用が小5つに大1つしかない) うえに通路もせまく1列でしかならべないため休憩中はずっと行列状態に。最後尾札をかかげていたスタッフは「1階の化粧室もあわせてご利用ください」といっていた。
1階の会場内化粧室がいちばんひろく、女性用は最後尾札をかかげていたスタッフがいたが、それでもどんどん列がみじかくなっていった。
男性用は外まで列ができる日はすくなかったものの、たまたま男性客がおおく外に列ができた日は最後尾にスタッフがたっていて (最後尾札はもっていなかったものの) 「ただいまの時間は男性用化粧室も2列でおねがいしております」っていっていた。さすがに男性用は列がみじかくなるのがはやく、外の列はすぐになくなった。

トイレがおわり2幕へ、いきなり

みなさん無事にパルコからもどってこられましたか。

まだひっぱるんかい!
でも、さっきの歌を真にうけてほんとうに20分でパルコからもどってきたという人がいるものだからなにがおこるかわからないね...。
まあ出演者側がパルコからBunkamuraにはしった (PARCO劇場での公演とのはしごだったためやむを得なかった) というケースもあるけれど、さすがにこれはスタッフさん余裕をもったスケジューリングをしてあげて...。

2幕のスタートはコーラスラインのナンバーから。

このイントロをきくと、ビールが ---- なりますよね。

言えてないし!

ナン♪

!?

うすーく 焼いた♪
インドの パン生地♪

wwwwwwwwww

皿から はみ出る♪
デタラメな サイズ感♪
焼きたて 触ると♪
めっちゃ熱い!!

...さて、2曲目はレ・ミゼラブルから。

そそそそ そそそそ そそそそ。
(曲のイントロにあわせて) そそそそ そそそそ そそそそ...

そこあわせた(笑)
この曲の歌詞は絶対にネットにかけない (別の意味で危険) ...。

やっとゲストのコーナーへ。ゲスト出演時間の9割はこのコーナーでさかれていて、それ以外はほぼ出演しませんでした (つまりほんとうにゲストあつかい) 。
さすがにゲストコーナーはちゃんとした歌詞でうたっていました。

ゲストがはけてお笑いの時間 (おい) が再開、このあたりはあまりおぼえていないな...。

そして夢からさめるまえにウサギとタップダンス。曲がはじまるまえにウサギがしゃべりすぎて

そんなにしゃべらないで、(舞台袖にあるLEDディスプレイを指差しながら) 字幕がおいつかないから!

字幕って(笑)

夢からさめて現実の多部未華子がもどってきて、アニーの曲にあわせて

シアターコクーンでは 松尾さんの♪
演出受けが お世話になった♪
映画監督の 名前は 田口♪
トモロヲ トモロヲ♪

そこをあわせるんかい!!

いろいろつっこみどころ満載だったけど、終演がちかづき、主演ではなかったキャストたち全員の名前紹介、「わたし○○は○○が主役の人生を」ってセリフ (後半は早送りで名前だけになったけど) はとてもよかった。
そしてほんとうの松尾さんと秋山さんでトーキョー・シックをうたったあとはグランドフィナーレ。
シブヤデマタアイマショウの歌をうたったのち舞台が暗転、ピアノソロでシアターコクーン30年間の歴史の映像がうつしだされた。ここで泣いた人も多数。

この映像でおわるのかとおもいきや、いきなりgloveのDEPARTURESがながれだし、出演者全員が自由におどるというおまつりさわぎのような状態に。(村杉蝉之介さんは冒頭にかいた理由で車椅子で登場・一部の踊りをのぞき手拍子担当になった)

> もういいかい?
> まーだだよ!
> もういいかい?
> まーだだよ!
> もういいよ!! (ズコー!)

待つのをあきらめたところで完全に終演。全員集合して

シブヤデマタアイマショウ!!!!

これで本公演はすべて終了いたしました。
演出の松尾がいっているのだから間違いありません。

さいごまでわらわせてくれます(笑)

最終日にかぎってはこのアナウンスはいったんみおくられ、全出演者が客席におりて客席扉から退出するという演出。
松尾さん以外の出演者が全員退出後、最後に松尾さんが退出する前にマスクをして、

> みなさんいいですか? もちろんいうのはあの言葉ですよ。せーの!
観客全員> シブヤデマタアイマショウ!!!!

観客全員をまきこむ演出とかうまれてはじめてみた...。
その後終演アナウンスというながれに。
終演アナウンス後もう一度拍手がはじまり、ふたたび舞台上に出演者たちが。もういちど「シブヤデマタアイマショウ!!!!」をして再度終演アナウンス。
まだ拍手がつづいて、こんどは松尾さんひとりで舞台にあがり、

もう帰ってください!!! これ以上はなにもありません!

観客が笑い、そしてすぐに終演アナウンス (3回目) が...。

これで本公演はすべて終了いたしました。

このタイミングで観客が笑うというのはこの日だけ。おもしろかった...。

書きたいことがおおすぎてメインブログの宣伝記事だったのにもかかわらずここまで長い記事 (約8000文字) になってしまったけれど、これでもかきたりないくらい...。ほんとうならメインブログの投稿と同日に投稿したかったけれど、時差がうまれるほど書きたいことがおおすぎたせいでしかたがない。


そのほかにも、以下の要素がすべてつめこまれていたので、人をえらぶ公演だったかも。

  • ミュージカル曲の替え歌 (この記事に書いた以外にも多数)
  • メタ発言
  • 出演者いじり
  • 政治ネタや時事ネタ (2幕2曲目のおわりでタラちゃんがでてきたのはびっくりした)
  • 1幕と2幕でおなじネタのつかいまわし (とくに歌舞伎町タワーやヒカリエから井の頭線ネタは何回もくりかえし使用された)

*1:砧中学校が公立中学校のため学区外からの通学がめずらしく降車人数もすくなかったものだとおもわれる。あと砧中学校下なら (自分が使用している二子玉川駅ゆきの) ほかにもいけるバス (渋谷駅ゆきなど) があるし。世田谷総合高校は公立高校とはいえどもそもそも高校のため学区制ではないから遠方通学がふつうにありうる、二子玉川駅ゆき (30分に1本) 以外に使用できるバスがない、など混雑が集中する要因がおおい。

*2:Bunkamuraも東急歌舞伎町タワーも東急が運営する施設のため、この公演では終始ネタとして使用された。

*3:東急スクエア以外もふくめた東急系列全体でみると、あざみ野ガーデンズは東京圏であるうえに駅からとおい場所ではある。アクセスマップもバス使用の表示だから、東京圏で駅からとおいはこれでまちがいないだろう。