portal18’s blog for Haiku

更新休止中。どうしてもすぐ書きたいことのみ投稿します。デザインは調整中なので見づらくてもご了承ください。

IPv6化への道 最終回

たいへんだった。自分の環境では、こうやって やっと接続にいたった。

設定のまえに、モデムのひかり電話ルーターとPCを直接接続して、プロバイダー接続の設定を空欄にする。(面倒なら初期化して初期設定で「設定しない」にチェックして保存してもOK) あと、どうせモデムのルーターは使用しなくなるので、節電機能を24時間 (0時から23時59分まで) 有効にしておくほうがLEDも消えてよいだろう。節電によりひかり電話ルーター側の通信速度は低下するものの、モデムのUNIポートにルーターを直結するのであれば影響はない。
そして、UNIポートのふたをあけた状態で、「電話関連の設定初期化」を実行する。(全初期化だと節電も解除されるため)
再起動がかかったら、すみやかにふたのなかの青いLANケーブルをとりはずす。このように「電源」と「VDSL」のLEDだけが点灯していれば成功。(「登録」は点滅・消灯のどちらでもOK 「ACT」はLANケーブルをぜんぶはずせば消える)

ひかり電話対応ルーターと接続する場合の方法です。ひかり電話に対応していないルーター (プロバイダーからレンタルされたルーターひかり電話には対応していません) と接続する場合は、UNIポートにはさわらないでください。固定電話が動作しなくなります。
ひかり電話に対応しているルーターは、写真のようにTELポートがあります。

その後、LANケーブルを1本用意して、以下のページの手順や注意事項などをよみながら、モデムのUNIポートとルーターのWANポートをLANケーブルで接続する。UNIポートのふたはもどせるならもどしておく。(モデムはレンタル専用なので解約時や転居時などはふたも同時に返却することになるため)
flets.com

ひかり電話対応ルーターと接続する場合の方法です。ひかり電話に対応していないルーター (プロバイダーからレンタルされたルーターひかり電話には対応していません) と接続する場合は、UNIポートにはさわらず、かわりにモデムのLANポートとルーターのWANポートを接続するようにしてください。まちがえると、固定電話が動作しなくなります。

接続できたら、ここからが本番。ルーターの電源をいれて、設定をする。

まず、ルーターの設定画面を表示。取扱説明書をよみながら、パスワードの変更と時計合わせをやっておく。
www.rtpro.yamaha.co.jp

プロバイダーの接続方法に、IPv6 IPoE接続を選択する。ここで重要なのが、「ひかり電話」を「契約している」に設定すると、環境によってはインターネットへの接続が不可能になる。(自分の環境ではそうだった)
そのため、契約している場合は、「契約している」で接続できなければ、いっかいルーターを初期化して「契約していない」で再設定したほうがよいだろう。

なお、ひかり電話対応ルーターなのであまり例はないだろうが、UNIポート直接接続ではなく、モデムのひかり電話ルーターを経由して接続する (必要がある) 場合は、かならず「契約していない」になる。このことは、技術情報のページ「設定例 その3」にも掲載されている。
www.rtpro.yamaha.co.jp

ひかり電話を「契約していない」に設定すると、GUIでのひかり電話の有効化は不可能になる。面倒だけど、CUIでこのように入力して、ひかり電話を有効にさせる。


せっかくCUIを表示させているので、ついでにv6プラスの設定もおこなっておく。v6プラスも、GUIでは設定できない。ただし、ほとんどの環境ではコピーペーストだけでつながるようになるだろう。
network.yamaha.com
※ 記事執筆時 (2019年9月現在) の情報です。2020年4月からは、GUIでもv6プラスを設定できます。
ここでは、ひかり電話を契約していても、まえの手順でひかり電話を「契約していない」設定ですすめたので、このページの設定も「ひかり電話契約なしの場合」としてすすめる必要がある。なお、モデムのひかり電話ルーターを経由した設定方法は、このページの設定例ではなく、ひとつ上の段落、技術情報のページ「設定例 その3」を使用する必要がある。
ついでに、ほかにCUIで設定しておきたい項目があれば、ここで設定する。なお、ヤマハのダイナミックDNSサービスとして「ネットボランチDNS」というのがあるが、IPv6環境ではCUIでしか設定ができないため、必要があればついでに設定しておく。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.15.00/relnote_15_00_16.txt

そして、CUIでのいろいろ設定が完了したら、GUIにもどり、電話回線の設定をしておく。

自宅には電話番号が2つあり、別々に着信するようになっていたので、新ルーターでもそのようにする。
どっちの回線にどっちの電話機が接続されているかを確認、そのあと自宅の電話番号2つをメモしておき、「SIPユーザー名」の欄にその電話番号をいれて、「着信の許可」は「SIPユーザー名と一致した場合のみ許可する」にチェックして保存するだけ。これは簡単。回線2のほうにもおなじように2つめの電話番号をいれておく。なお、自宅は電話番号表示サービスに契約しているため、「ナンバー・ディスプレイ」も「使用する」に設定しておく。公式サイトなら画面写真があるので、わかりやすい。
network.yamaha.com

必要があれば、不正アクセス防止機能も設定する。

さいごに、ルーターや電話機やネットワーク機器などの電源をOFFにして、ネットワーク機器や電話機などの接続をモデムからルーターにつなぎかえる。モデムのLANポートにつないでいるものは、ルーターのLANポートに、モデムの電話機ポートにつないでいるものは、ルーターのTELポートに、それぞれ移動させる。自分のルーターの場合は、下のようなつなぎかたになる。

つなぎかえたら、さいしょに、ルーターの電源をONにする。ルーターが起動したら、つぎに電話機の電源をコンセントに接続する。その後、上流 (ルーターに近い) 側から順番に、ネットワーク機器の電源をいれる。

これで、設定は完了。接続確認として、http://www.kame.netにアクセスしてみる。はたして...。

亀がダンスしている!!!!! 成功!!!

これで、自宅はやっとIPv6のウェブサイトに接続できるようになりましたとさ。よかった。