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日本

先日、こんなニュースをみかけた。たまたまAEDの言語切り替えについて投稿していたタイミングでみつけてしまった。

News Up 女性だとAEDが使われない? 救命処置の男女差 | NHKニュースwww3.nhk.or.jp
小中学生だとAEDの使用率に男女差はあまりなかったけど、高校生となると女性にはあまりAEDがつかわれない傾向があったというニュースである。
最近の日本はなんでもかんでもうったえられるリスクがつきもので (実際最近は救命などにかぎらずクレーマーがおおくて日本のお店の店員は大変そう) 、それを懸念してつかいたくないという人もでてしまうのかもしれない。

そのほか、以下のような理由もかんがえられる。これはみかたによっては日本の人口がへりつづける理由ともとれる。

  • そもそも日本では「男性」と「女性」で隔離されている
    • 以前話題になった土俵での救命問題をかんがえてみるといいかもしれない。そのときは、女性が救助にむかったところ、「女性のかたは土俵からおりてください」というアナウンスが放送された。
      • しきたりはどこまで重要か、というのはむずかしい問題かもしれない。新元号「令和」が発表されるときも、しきたりを重視して5月1日に発表するか、利便性を重視してそれ以前に発表するか問題というのがあった。最終的には利便性重視で1か月前である4月1日に発表されたけど。
        ただ、しきたりか人命かとなると、当然人命のほうが重要となる。元号発表はなやんで選択できるけど、人命は1分1秒をあらそうのだから、なやんでいるひまはない。
  • 人命救助できる人が圧倒的にすくない
    • 医療業界は人手不足でブラックである。しかし、それがきっかけでさらなる人手不足をよんでいるようなきがするのだ。
      • さらにいうと、女性は医療業界ではたらきづらい、医療系の学校にもはいりづらい、などの問題もあり、人命救助ができる女性がよけいにすくないというのもあるのかもしれない。(女性医師がすくないことによる問題はほかにもあるけどここでは割愛)
    • この問題にたいするいちばんの対応策は、男性も女性も最低限の救命処置をまなぶことがいちばんだろう。AEDのつかいかたはAEDの電源を入にしたときに音声でおしえてくれるので、まずは心肺蘇生のやりかたをおぼえるほうがいいだろう。それだけでもだいぶちがう。
      • いちばんは男性だろうが女性だろうが「同性救助」が実現できるよのなかである。心肺蘇生のやりかたをしらないひとは、「協力」という意味あいでもおぼえにいくほうがいいだろう。動画でもまなべるし、実際にやってみたいときは講習会みたいなのはどこでもやっているので (いくほどの興味が見いだせないのであれば 近所で防災フェスみたいなのがおこなわれているときが (防災フェスのなかで心肺蘇生を体験できるので) いちばんいきやすいかも) 、いちどいってみてはいかがだろうか。参考動画はこの記事のいちばんさいごにのせておく。
  • わかい人が少ない
    • やはりわかい人のちからは必要。わかい人のほうがAEDのつかいかたをしっている (AEDの一般開放が2004年のため) というのもあるだろうけど、ほかにも心肺蘇生はおもった以上につよいちからでおす必要があるため、おとなにとっては大変かもしれないというのがある。
      • なお、救助者が2人以上いる場合は、AEDが到着したときと、使用後2分おきにおこなわれる心肺蘇生中断のタイミングで、心肺蘇生をおこなう人を交代するとよい。それくらい体力を消費することなのだ。
      • そういう意味では、高齢化がすすむと心肺蘇生がおこなえる人がへり、結果として心肺蘇生がおこなわれないというケースがふえてしまいそうなきがする。

そのほかにもいろいろな理由がかんがえられるけど、人命救助には勇気 (とそこそこの知識) は必要なので、男性でも女性でもぜひまなんでみてほしい。

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